メニエール病の治療法

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メニエール病患者限定の部屋

メニエール病に良いとされる治療法

メニエール病は簡単には治まりません。原因がさだかではないのでそれに対する根本的な治療法が無いのが現状です。

①薬物療法  おすすめ度★★☆

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薬を使用する治療は、対処療法と予防が目的になります。

めまい、吐き気を抑える薬、リンパ水腫の改善を目的とした利尿剤、ビタミン剤、血行を良くする薬が主流です。

僕が処方された事のある薬を紹介します。

・アデホスコーワ腸溶錠  血液の流れを良くするお薬だそうです。

・リンデロン錠  いわゆるステロイドです。これを服用した時は服用しなかった時に比べ発作が頻発しました。(個人的な感想)

・メチコバール錠  ビタミン剤。

・イソバイドシロップ  身体の水分を排出するための利尿剤。とにかく味が強烈で、メニエール病と言えばイソバイド。

・セファドール  抗めまい剤

・マイスリー  睡眠導入剤。耳鳴りで寝付けないだろうからという事で処方されましたが、怖くて飲んではいません。

②手術  おすすめ度☆☆☆

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薬を飲んでも発作がおさまらず、難聴の進行も止められない場合、手術という選択肢も出てきます。

メニエール病の手術はめまいに対する治療で、難聴の改善はあまり望めないということです。

内リンパ嚢解放術

水腫のある内リンパ嚢に穴をあけ、中にたまった余分な水分を取り出す手術です。この方法で70%~80%のめまい患者が良くなると言われています。全身麻酔をして行います。

前庭神経切除術

内耳の前庭神経だけを切断する手術です。脳を包む硬膜を切開する難しい手術です。内リンパ嚢解放術で効果が得られなかった患者に行われます。全身麻酔をして行います。

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内耳の骨の隙間から針を刺し、球形嚢をつぶしてめまいを軽減させます。聞こえが悪くなるリスクが高いので、聴力の良い場合はおこないません。

超音波による内耳部分破壊

耳の後ろ側を切開して骨を削り、水平半規管の一部を露出させて超音波を当て、前庭を破壊して発作をおさえます。

内耳破壊術

内耳の機能を完全に破壊する最後の手段です。聴力は完全に失われます。

③ヘルペスウィルス説によるゾビラックス治療  おすすめ度★★☆

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北海道のしちのへ内科の七戸先生が提唱している「ヘルペスウイルス説」。それに対する治療として、抗ウイルス剤を投与して病態を抑え込むという治療です。

全国的にも注目を浴びましたが、いまだに保険適用になっていません。しちのへ内科のホームページや関連する情報をふまえたうえでそれぞれが判断して個人責任での治療になります。

僕がバルトレックスを海外から直輸入してみた時の話

ヘルペスウイルス説を知った時に、わたしは

「これだ!これで苦しみから解放される!」

という強い革新の様な物がありました。

それは何故かというと、幼いころに水疱瘡にかかっていた事、疲れると口唇ヘルペスができる事、に心当たりがあり、一本の線でつながった気がしたからです。

そして公表されてる治療実績もかなりの人が治癒していたので絶対にこれだと思いました。

しかし、僕は九州に住んでいるので、北海道まで行こうと思うと飛行機に乗らないといけません。当時の僕の体調だとものすごくハードルが高く物理的に不可能でした。

そこで知ったのが海外からの直輸入でした。自分自身で使用する場合のみ個人輸入ができるという事でバルトレックスを直輸入しました。

6錠シートが7枚。42錠入りの箱が2週間ほどで届きました。

注文した時は体調の悪さ10だとしたら、到着までの2週間のうちに6まで下がっていました。それから薬を飲み始めて4くらいにはなったんですが、これが薬の効果なのか自然にこうなったのか測定不能でした。

ひとつだけ言えるのは海外製品の質の問題です。飲むのが怖くなるくらいパッケージもシートも質素でした。

偽物だったのか?

今は、しちのへ内科のヘルペスウイルス説に賛同する全国のお医者さんたちが窓口となって処方してくれてるみたいなので国内で手に入れたほうが絶対安全です。

しちのへ内科のホームページから確認

④漢方治療 おすすめ度★★★

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西洋医学ではなく東洋医学の観点からおこなう治療です。

病気そのものではなく、それぞれの症状にあった漢方を処方します。体質により合う合わないがあるようなのですが、副作用も少ないので一度試す価値はあると思います。

漢方薬局や漢方内科などで処方してもらえます。

僕が処方してもらった漢方薬

僕の場合、今のところ漢方治療が有効です。偶然漢方で有名な内科医が県内にいたため下記の漢方を処方してもらいました。

・五苓散 利尿効果のある生薬が配合されていて、吐き気めまいなどにも効果があります。

・半夏白朮天麻湯 水毒が原因の症状に有効。めまいを中心に有効。

・六君子湯 胃腸の働きをよくして水分の停滞を改善します。

⑤針灸治療 おすすめ度★★★

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針灸治療も東洋医学的なアプローチをおこなう治療法です。こまめに通う必要がありますが、西洋医学では治らないと断られた患者さんの駆け込み寺のような存在だと思います。

僕はすばらしい鍼灸師さんに出会えたので、かなり症状を抑えてもらいました。

鍼灸師さんの腕によって効果が左右しそうなので、腕のある鍼灸師さんを探すことが大切です。

⑥水分摂取療法 おすすめ度★★☆

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「過剰な水分が原因なのにさらに水分とってどうする」

と思うような驚きの治療法です。

この方法が提案されるまでは、「水分は控えろ」というのが定説でした。
が、それでも効果が無かった事でいったんゼロから考え直した結果、どうやら抗利尿ホルモンが分泌されると内耳に水腫が出来るのではないかという事がわかりました。
そこで被験者122人に調査したところ95%が改善したという報告が出たそうです。
コレだけ見るとすごい効果だと思うかもしれませんが、
そもそもメニエール病はよくなったり悪くなったり繰り返しますので、果たして本当にそれがよかったのかどうかは定かでは無いんじゃないかと僕は思うわけです。
それをしなくても良くなってたかもしれないじゃないですか。

それでも、自宅で簡単に出来ますからおすすめ度星二つとさせていただきました。

方法は、
男性2~2.5l 女性1.5~2lを一日に飲むというものです。
心臓肝臓に負担が無いことが条件です。
治療をする場合は耳鼻科の医師の指導の下行ってくださいね。

⑦運動療法 おすすめ度★★★

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有酸素運動をすることで再発を防ぐことができます。

この方法は僕の中でヒットしている方法です。
僕が医師に言われたのは、

・1日60分以上 
・軽く意気の上がるくらいの運動を 
・最低週三日 

行うように指導されました。
そこで、おもに水泳とジョギングを始めるようにしました。
水泳のほうが体に負担がかからずストレスも発散でき全身運動なので効果は高いようです。

それに加えて、運動することは他の面でも体にいいはずなのでぜひぜひお勧めです。

気をつけるのは一度にいろいろしない事

いちどにいろいろすると、どれが効いたのか、本当に効いたのかが測定できません。

今後の治療のめどを立てるためにも、重なり合わない治療方法で治療を行うほうが良いでしょう。

多くても2つを組み合わせるくらいで抑えましょう。